有価証券取引法.金融商品取引法

株式公開入門Naviクローズアップディスクロージャー有価証券報告書記載事項

記載事項

有価証券報告書の記載事項

 有価証券報告書には、事業年度ごとに、会社の商号、その会社の属する企業集団およびその会社の事業内容や経理の状況に関する重要な項目、その他の公益または投資家保護のため必要かつ適当な事項が記載されています。
 なお、内国会社には3種類の様式が定められていますが、上場会社および店頭登録会社が使用する基本となる様式は、『第3号様式』になります。
 具体的な記載項目は以下のとおりです。

 ■有価証券報告書記載項目(第3号様式)

第1 企業の概況
  1 主要な経営指標等の推移
  2 沿革
  3 事業の内容
  4 関係会社の状況
  5 従業員の状況
第2 事業の状況
  1 業績等の概要
  2 生産、受注及び販売の状況
  3 対処すべき課題
  4 事業等のリスク
  5 経営上の重要な契約等
  6 研究開発活動の状況
  7 財政状況及び経営成績の分析
第3 設備の状況
  1 設備投資等の概要
  2 主要な設備の状況
  3 設備の新設、除却等の計画
第4 提出会社の状況
  1 株式等の状況
   (1)株式の総数等
   (2)新株予約権等の状況
   (3)ライツプランの内容
   (4)発行済株式総数、資本金等の推移
   (5)所有者別状況
   (6)議決権の状況
   (7)ストックオプション制度の内容
  2 配当政策
  3 株価の推移
  4役員の状況
  5コーポレート・ガバナンスの状況
第5 経理の状況
  1 連結財務諸表等
   (1)連結財務諸表
    @連結貸借対照表
    A連結損益計算書
    B連結株主資本等変動計算書
    C連結キャッシュ・フロー計算書
    D連結附属明細表
   (2)その他
  2 財務諸表等
   (1)財務諸表
    @貸借対象表
    A損益計算書
    B株主資本等変動計算書
    Cキャッシュ・フロー計算書
    D附属明細表
   (2)主な資産及び負債の内容
   (3)その他
第6 提出会社の株式事務の概要
第7 提出会社の参考情報

主な記載内容

 ■第1 企業の概況

『主要な経営指標等の推移』・・・連結ベース及び個別ベースでの最近5事業年度に係る、主要な経営指標等の推移
『事業の内容』・・・セグメントごとの説明、統計図など

 ■第2 事業の状況

『業績等の概要』・・・セグメントごとの業績が、前年同期比較
『対処すべき課題』・・・企業が置かれている経済環境・情勢等を踏まえて、事業上または財務上の課題となっている事項について、その内容、対処方針 (有価証券報告書のなかで経営者が意見を述べている箇所のひとつ)

 ■第3 設備の状況

『設備投資等の概要』・・・その年度における設備投資の目的、内容および投資金額
『主要な設備の状況』・・・会社名(事業所名)、所在地、設備の内容、設備の種類別帳簿価額、従業員数

 ■第4 提出会社の状況

『配当政策』・・・利益配分の基本方針、その事業年度の配分決定にあたっての考え方、内部留保資金の使途
『コーポレート・ガバナンスの状況』・・・会社経営が適正に行われているかどうかのチェックシステム

 ■第5 経理の状況

 連結、個別の貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書等
 連結財務諸表とは、一つの企業集団に属する各会社の個別財務諸表を集めて、親会社によって作成される財務諸表をいいます。

 ■第6 提出会社の株式事務の概要

 会社の事業年度、株主総会の開催時期、基準日、株券の種類、剰余金の配当の基準日、1単元の株式数、株式の名義書換え、単元未満株式の買取り、公告掲載方法、株主に対する特典 等

 ■第7 提出会社の参考情報

 当該事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間において、会社が有価証券報告書やその訂正報告書等を提出した場合、その書類名および提出年月日

有価証券取引法.金融商品取引法提出義務者

経営者確認者有価証券取引法.金融商品取引法

 
有価証券取引法.金融商品取引法