決算短信.証券取引所規制

株式公開入門Naviクローズアップディスクロージャー決算短信

決算短信

決算短信.証券取引所規制

決算短信とは

 決算短信には、『本決算短信』『連結決算短信』などがあります。本決算、中間決算、連結決算および中間連結決算等の内容が確定した後に、各決算の内容ポイントをまとめた書類であり、証券取引所の規則に基づきその開示が求められています。また決算短信には、業績予想数値も記載されています。

 企業の1事業年度における業績、財産の状況を総合的に表示する決算情報は、投資判断を行ううえでの情報として、最も重要なものの一つです。そこで証券取引所では、公正かつ円滑な価格形成を確保するために、最低限求められる情報が一律に公表されるように、決算短信の様式を規則で定めています。

有価証券報告書との関係

 有価証券報告書は、株主総会後に提出されますので、多くの場合決算日から3ヶ月程度後になります。例えば、3月決算ならば6月の終わり頃にならないと手に入りません。それに対して、決算短信はおおよそ5月の上旬には証券取引所に提出されます。
 両者の関係を簡単にいえば、有価証券報告書の速報版として決算短信があり、おおまかなところを決算短信で確認し、その後有価証券報告書により、詳細を分析するといった役割になります。

決算短信.証券取引所規制

決算短信の開示項目

【サマリー情報】
経営成績、財政状態、キャッシュ・フロー等の実績に関する連結ベースの主要指標、配当の状況、連結業績予想

【定性的情報】
経営成績、企業集団の状況、経営方針

【連結債務諸表・注記事項】
連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書の各本表

【単体情報】
配当余力の確認や分析のための基本的な情報として、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書の各本表

決算短信.証券取引所規制有価証券報告書

インサイダー取引決算短信.証券取引所規制

 
決算短信.証券取引所規制