株式上場マニュアル(c) |
|
『担当者別株式上場マニュアル』より【社会保険・労働保険への加入】 - Navi - 社会保険・労働保険はいつまでには加入すべきでしょうか? - 高橋 - 法的には、社会保険は会社設立後役員報酬が発生したら直ぐに加入、労働保険は従業員を雇用したら直ぐに加入することになっています。 - Navi - 先程来出てきていますが、もし未加入者がいる場合には審査上いつ頃までに加入させればよいのでしょうか? - 高橋 - 審査上となると、なんとも難しいところでして一概には言えませんが、上場までに加入すべき人が加入していればいいと思います。遡って支払うことはないと思うのですが。以前、派遣会社の社会保険未加入が問題になったことがありまして、その時期の某派遣会社の上場時の有価証券届出書のリスク情報には、社会保険の未加入問題が書かれていたのですが、そこを見ても遡って払ったとは書いてはいないのです。要は『以前は3割程度しか加入していなかったが、現在は99.9%加入しています』と言う書き方だったのです。でも、なぜか100%ではなかったのですが。(笑) - Navi - 確かに、私も遡ってまで払えとは言われませんでしたね。 - 高橋 - ただ、それは8年くらい前の話ですから、状況が変わっているかもしれません。ちなみに社会保険料も時効が2年間ですので、遡るとしても2年間になります。 【社会保険・労働保険加入による会社負担】 - Navi - 社会保険・労働保険の未加入者が存在する最大の原因は、会社の負担増加だと思うのですが、例えば月給30万円の給与者を加入させた場合会社負担はどの程度になりますか? - 高橋 - これは計算しました。これになります。 - Navi - わぁー ここまで細かく調べて下さったのですか。(感動) 質問項目は「この質問には、こんな回答が来るだろうな」と予想しながら考えているのですが、この質問は「だいだい3・4万円位」もしくは「1割ちょっとです」と答えられるのだろうなと予想していました。 - 高橋+Navi - (笑) |
|