パックマン・ディフェンス.買収防衛策

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パックマン・ディフェンス

パックマン・ディフェンスとは

 パックマン・ディフェンスとは、敵対的買収を仕掛けられた企業が、相手企業の株式を買い集めて逆に買収をする手法をいいます。
 通常の買収では、発行済み株式数の半数以上や2/3以上の取得を目指すケースが多くなりますが、パックマン・ディフェンスでは、1/4超の株式の取得を目指します。これは、会社法において、ある企業が別の企業の株式を1/4超保有する場合には、その株式の発行会社は相手企業の株主総会での議決権を失うことになってしまうのです。
 これはもともと株式の持ち合いの行き過ぎを規制するための定めでしたが、買収防衛策として敵対的買収者の株式を1/4超取得することで、買収を阻止する手段として利用されます。

パックマン・ディフェンス.買収防衛策

 この『パックマン』とは、日本で生まれ世界中で流行したテレビゲームの名称に由来します。このゲームでは、通常は敵に追われているキャラクターが、条件を満たすことで一転して、敵を追い攻撃する立場になるところから付けられた名前になります。

パックマン・ディフェンス.買収防衛策

 ※通常、黄色いキャラクターは敵に追われる立場だが、白い大きな点(パワークッキー)を食べることで一転し、敵は青くなり攻撃される立場となってしまう。

パックマン・ディフェンスの問題点

 パックマン・ディフェンスでは、敵対的買収者が時価総額の大きな企業の場合には実施は難しく、また1/4超を取得したとしても、敵対的買収者が新株を発行し、防衛側の持分比率が1/4以下となれば議決権は復活してしまいます。

 パックマン・ディフェンスは、お互いに株式の買付け合戦となりますので、多額の資金が必要となります。そのため泥沼化した場合には、双方が攻撃と攻防を繰り返して疲弊してしまう可能性がありますので、パックマン・ディフェンスの実施は、かなりの覚悟がいるリスクの高い戦術だといえます。

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