M&Aの概要 |
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M&AとはM&Aとは『Merger and Acquisition』の略で、日本では『企業買収(企業の合併と買収)』と訳されます。M&Aの形態はさまざまですが、狭義では『ある会社が別の会社を所有する、または支配するための経済行為』を指さし、この場合、経営権(支配権)の移転を伴うこととなります。 M&Aは日本でも戦前から行われていたものの、『救済合併』や『対等合併』という表現に見られるように、やや後ろ向きな印象のものが多く、更には『乗っ取り』や『買い占め』などといったマイナスイメージとらえられがちでした。しかし、欧米では『企業は商品』という考え方強く、買い得の企業があれば買うのが当然とみなされており、日本でもその発想が、1980年代ごろから企業にも次第に波及するようになり、M&Aに対する意識も大きく変わってきました。 日本のM&A件数は、1999年に1000件を超えてから急激に増加しています。この中身としは、日本企業による海外企業のM&Aや外国企業による日本企業へのM&Aも増えていますが、日本企業同士のM&Aが特に増加しています。 この背景には、規制緩和やビジネスのIT化、グローバル経済の発展に伴う競争の激化などが挙げられます。これらの企業は、市場が成熟する中で、国内のライバルのみならず世界の巨大企業を相手にしなければならない状況であり、この大競争時代に生き抜いて行くためには、自社にない経営資源を素早く取り込み、組織や事業構造を大幅に変革することのできるM&Aは必須課題となっています。 M&Aの概要MENU |
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