年度計画に基づき個別内部監査を実行

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個別内部監査

 責任者(部門)は年度内部監査計画に基づいて、当該年度に行う個々の内部監査を実行して行きます。
 定められた手順に従い、個々のテーマに沿って実施し、改善事項は適格に指摘し改善を求め、その後再監査というフローを繰り返す事で、社内における業務効率向上・不正行為の防止等を図ります。

 内部監査では次のような観点で確認・点検・分析・評価等を行ないます。

  • 各部門間の円滑な業務運営や効率化が促進されているか( ムリ・ムラ・ムダの非効率はないか)
  • 関連法令の遵守・規程やマニュアル通りに運営されているか
  • 怠慢や不注意、意図的な過ちによって、会社の資産や利益が減少したり損失が発生したりしていないか
  • コントロールされずに放置されている重大なリスクはないか
  • 内部統制が意図した通りに有効に機能しているか
  • 経営目的に沿った施策が効果的に実行されているか

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マメ知識

 ■『生産性向上』と『効率性向上』の違い

 内部監査のテーマのひとつとして業務改善による『生産性向上』と『効率性向上』が揚げられます。この両者は似ていますし混同されて使われているケースも多々ありますが、正確には両者の概念は異なります。

 生産性とは、『土地面積当たり』『一人当たり』の収穫量や労働生産量を言います。
 一方効率性とは、理想とする状態と比較してどのくらいのロスが生じているかと言う見方になります。例えば、Aさんは1日当たり10個部品を作る能力があるが、実際には8個しか作られていない場合、2個分の何らかの原因による『ロス』が発生していると言えます。業務改善の場合多くが、この『ロス』原因を追求し改善することが課題になります。
 業務改善を行う場合、この様に両者の概念を使い分けると改善の方向性付けがし易くなるかもしれません。

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