内部監査テーマ別ポイント
■会社全体
- 経営理念・社訓の浸透しているか
- 事業計画の進捗度
- 社内規程の遵守
- コスト低減に努力しているか
- 安全衛生を保っているか
■組織構造
- 組織構造は、環境変化・経営計画に応じて組織されているか
- 各部門の業務分担の重複・空白はないか
- 配置されている人員状況
- 職務に対する権限と責任が伴っているか
- 部門間、部門内で十分なコミュニケーションはとれているか
■販売業務
- 新たな注文に対し設定した与信限度額枠内かの判定機能を設けているか
- 業務(受注担当、請求書発行担当、代金の回収担当など)を別々の担当者か
- クレーム対応状況
- 滞留債権への対応
■契約書
- 新規顧客と取引を行う際の、基本契約(期間・品質保証・支払条件・納期等)の締結状況
- 契約内容が現状の取引条件等と相違ないか
- 買契約と売契約の条件に食い違いはないか
- 契約書上で当事者間の印鑑はあるか
- 契約内容相応の収入印紙が貼付されているか
■購買業務
- 新規発注手続きの権限は明確か
- 契約通りに商品を受け取っているか
- 過剰在庫とならないよう、適切な販売・生産計画を立てているか
- 検収担当は、入荷品と発注品が一致しているかを確認しているか
- 仕入計上洩れや入力をミスを防ぐため、複数回のチェック体制を設けているか
- 仕入先と定期的に残高確認を行なっているか
■在庫管理業務
- 受払記録と会計データが一致
- 返品された商品等の管理手続きを明確か
- 陳腐化・不良品等により、廃棄する場合の手続きを明確か
- 盗難による損失を防ぐため、十分なセキュリティシステムを備えているか
- 実地棚卸を定期的に行い、差異の有無を調べ、その原因も調べるているか
■製造業務
- 作業の標準化はできているか、周知徹底されいているか
- 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は行なわれているか
- 原価差異の分析とその原因追求が行なわれているか
- 品質管理体制は整備されているか
- 異常な数の不良品・クレームの発生状況
■人事管理
- 退職理由等の調査・分析は行なわれているか
- 採用方法および判定基準
- 人材教育・育成のシステム
- 業績評価・能力評価の基準
- 労働条件に対する従業員の不満・要望等を調査しているか
■資産管理
- 購買の際には、いくつかの業者から見積をとっているか
- 検品担当は、入荷品と発注品が一致
- 転記ミスや申請漏れを防ぐため、複数回のチェック体制の状況
- 固定資産台帳と会計データとを一致
- 現物調査を定期的に行なっているか
■経理業務
- 月次決算や予実績管理表などの資料は、定められた期日に仕上がっているか
- 小口現金の帳簿残高と実際残高と一致
- 滞留または高額な旅費・仮払金はないか
- 余裕資金を有利に運用しているか
- 牽制機能が働いている体制になっているか
■遠隔地(営業所・支店)
- 現預金・手形管理状況は適正か
- 在庫管理状況は適正か
- 本社伝達事項は進行・浸透されているか
- 労務管理状況
- コストの増減推移の異常はないか
■関係会社
- 経営方針の実施状況と見通し
- 法令遵守されているか
- 予算管理状況と進捗度
- 関連会社との取引状況
- 営業利益推移の異常はないか
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