取締役.取締役会 |
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取締役の義務と責任取締役は株主から選任され会社経営に対し大きな権限を与えられていることで、その意思決定が会社の将来を左右する立場にあります。それゆえ、取締役には他の取締役への監視・定款や株主総会の決定事項に対し忠実に職務を行うなどの義務が求められています。更にこの義務を怠った場合には、その責任を問われる事となります。 ■取締役の義務
■取締役の責任
■公開会社における取締役会の構成 公開審査上取締役会構成となる取締役は、原則として、同族関係者が取締役会総数の過半数を占めないようにする必要があります。 取締役に関しての新会社法による改正点
会社の意思決定会社の業務についての重要な意思決定は、株主総会・取締役会・代表取締役などの会社の機関で審議され決定される。その中で会社経営に関しては、日常業務の大部分を代表取締役に委ねられ、重要業務執行行為については取締役会決議となります。 取締役会は商法上3ヶ月に1回以上の開催が必要とされますが、公開会社または公開準備会社となれば、最低でも月1回は開催が必要となるでしょう。また、開催後には、議事の進行と結果を記載した取締役会議事録を2通(登記申請用・会社保存用)作成しその保存も求められています。 ■取締役会の主な決議事項
社外取締役 社内の取締役同士では、互いに馴れ合いから不正に走ってしまうなど、取締役の相互監督が機能しない恐れがあるため、近年コーポレートガバナンス(企業統治)強化の観点から社外の取締役・監査役を選任する企業が増えています。2006年3月末時点での東証1部時価総額上位100社で行なわれた調査では、55社が社外取締役を選任という結果でした。 新規上場会社の状況[新規上場企業データ] 執行役員 1997年ソニーが日本企業として、初めて『執行役員』制度を導入して以来、執行役員制度は瞬く間に広がりをみせました。その意図は、『執行』と『監督』を明確に区分し、会社の意思決定を迅速に行なうことにあります。 ■執行役員制度の目的 @ 取締役の人数を減らし、少数精鋭にすることで、迅速な意思決定・取締役の職務執行の監督強化・各取締役の責任を明確にする。 取締役と取締役会の詳細は[取締役と取締役会] |
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