整合性と運用状況 |
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社内規程の整合性と運用状況■整合性と定着状況の確認 社内規程の作成には多くの時間と労力を費やしますが、次なる難関は『整合性のチェック』『運用状況の検証』です。 ■運用前のチェック あたり前ですが、規程は施行前に確実にチェックを行い施行後の修正は最小限になるよう心掛けましょう。後からの修正は連絡・徹底が難しく混乱を招く可能性があるからです。特に社員数が多くそのほとんどがいつも外出状態・支店が数多いなどの会社は、修正箇所を伝えたり・再度徹底するのは難しくなります。社内規程施行の開始前一度程度は関係者全員を集め説明することは可能かもしれませんが、修正の度に全員を集め説明を行うことなどできませんし、また現場の方(例えば営業部門の人)は『売上の増減で頭が一杯』で正直『規程の細かいことなど、なかなか気が回りません』、この状態で施行後度々帳票のフローに修正などしたらパニックになってしまうからです。 私は幾度かの修正で、想像以上の実務担当者たちのパニックをまねいてしまいました。始めは「この程度の修正ぐらいちゃんと理解しろよ!」と内心思っていましたが、後々「この業務をしてるから規程の定着が気になるが、営業やってたら規程なんか・・・・知らん。現場の人がパニックになるのは確かに仕方ない」と思うようになりました。 規程は実際施行してみないと分らない箇所があるのも確かですが、修正箇所は施行前にできるだけ潰すように心がけることが必要です。 ■規程運用に際してのポイント
改訂・維持管理 社内規程は『作ったら終わり』というわけではなく、関連法令の改廃や外部環境の変化により、継続的に改訂を行なわなければ、違法行為が規程となっていたり、現実と乖離してしまうなどという事態になりかねません。 ■改訂フロー 例 |
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