作成ポイント |
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作成ルールを決める■用紙サイズ 基本的にA4版です。また、パソコンで作成する際には、文字の大きさ・書体・余白等も決めて置きましょう。 ■構成の統一 『前文』『第◎章』『第○条』『第△項』などの順序だて。改行の間隔や太字箇所など。 ■用語の統一 「です・ます調」か「である調」の統一、通常「である調」、他に「または」か「又は」、「および」か「及び」、「場合」か「とき」、「○○部門」か「○○部」、「所属長」か「上司(上長)」、「1(半角)」か「1(全角)」、「T」か「一」など。 ■窓口の一本化 修正及び管理の窓口を統一する。修正や保管をする部署が規程によってバラバラでは、運用に支障をきたします。(修正されていない箇所が発生したり、必要な時にどこにあるのかわからない など) 間違い易い用語■規程と規定 「規程」は、条文のまとまりを表す。「取締役会規程」「経理規程」などと使う。 ■以上と超えて 「3,000円以上」は、3,000円を含み、「3,000円を超えて」は、3,000円を含まず3,001円から上をいいます。 ■以下と未満 「3,000円以下」は、3,000円を含み、「3,000円を未満」は、3,000円を含まず2,999円から下をいいます。 ポイント■業務改善を前提 社内規程の作成では、現状の状況をそのまま規定にするのではなく、『あるべき姿』で作成する必要があります。間違ったやり方をそのまま規程化してしまっては、問題ですので、作成においては、業務改善を前提に行なう必要があります。 ■規程とマニュアルの関係 1)基本は規程、詳細はマニュアル 規程の内容は、会社の規模や業種によって異なりますが、一般的に基本的事項については共通しています。これを基に、詳細についてはマニュアルでまとめていきます。骨子となる部分は規程で、実務の詳細についてはマニュアルという様に、両者を上手く使い分けて作成します。 2)機動性 株式公開では原則的に、会社における全ての業務を規定化することが求められ、その改廃は取締役会での決議が必要になります。そこで改正が頻繁に行なわれるような項目については、マニュアル等で明文化し、その決裁権限を部門長とするなどし、作成の段階において機動性等を考慮する必要があります。 ■法律・規定等の遵守 社内規程の中には、法律や規定により制約を受けるものがあります。例えば、人事関連規程は労働基準法や民法等、経理規程では会社法・金融商品取引法・税法等により制約を受けますので、これらを遵守する必要があります。よって、作成時や最終チェック時には必要に応じて、専門家からのアドバイスを受け、法令違反がないようにしなければなりません。 ■作成担当者の条件
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