企業成長にはマネジメントサイクル(計画.実行.反省)が不可欠

株式公開入門Naviクローズアップ経営計画運用方法

運用方法

Plan(計画)・Do(実行)・See(反省)

 計画を折角立てても、行動が伴わなければ意味がありません。未公開企業の場合は、計画が達成されなくとも外部から、とやかく言われることもなかったですが、公開企業になれば投資家や株主からその責任を問われ、株価にも大きな影響を及ぼします。
 しかしながら現実として、計画が思い通りに進まず計画と実績にギャップが生じてくることは多々あります。この時に、ギャップを素早く見つけ出しその対策を講じること(Plan.Do.See)が、計画の達成またはキャップの縮小に不可欠であり、これを怠れば中期・年度計画は手の届かないものとなってしまいます。

 上記の様に計画実現の為には、出来るだけ短いスパンで計画の進捗度をチェックし、実績と計画に乖離が生じた場合には絶えずこれを埋めて行くことが求められますが、利益計画の場合では、最低1ヶ月毎のスパンで進捗度をチェックし、遅くとも翌10日には計画と実績を比較できるように月次決算を仕上げる必要があります。また公開企業には、一定の業績修正には、開示が求められています。

マネジメントサイクル.plan.do.see

経営計画を実現化するポイント

  • 個々人の行動内容を具体化する。(誰が何を)
  • 行動内容に期限を設ける。(いつまでに、何をどこまで)
  • 活動目標は出来るだけ数値化する。
  • 上記事項をいつでも確認できる状況にある。
  • 作成時に、現場担当を巻き込んで作成した計画である。(計画内容について、社長と実行責任者にギャップがない。)
  • 社員全員が計画を把握している。
  • 実績(月次決算等)を迅速に提供できる管理体制にある。
  • 進捗度を定期的に確認できるシステムがある。
  • 計画と実績にギャップが生じた場合、その対策を素早く講じる体制がある。
  • トップが率先垂範し、計画を進めている。
  • 社員の活動結果を公平に評価するシステムがある。
  • トップの経営理念・企業ビジョンを社員が理解し、同調している。
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マネジメントサイクル.plan.do.see経営計画書策定例

 
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