事業.経営計画作成[経営計画書策定手順]

経営計画書策定手順

　中期・年度経営計画の策定手順は、以下の通りです。

①経営理念・企業ビジョンを決める
1)　社長がイメージする『将来のあるべき姿』を基につくり、会社の方向付けとなる。
これは、経営基本方針や経営計画の前提となる。

②中期経営基本方針等を決める
1)　①の経営理念・企業ビジョンを基に、社長が具体的な活動指針または大目標となるように決める。
2)　全社的中期数字目標を決める。

③事業別に中期事業基本方針案等の作成
1)　②の中期経営基本方針を受け、各事業毎に各部門長が中期事業基本方針案を決める。
2)　中期事業基本方針案を達成するための、目標・課題・対策等を設定する。
3)　中期利益計画案の作成
4)　必要に応じ、外部環境及び自己分析を行なう。

④中間経営計画書の決定
1)③の中間事業基本方針案等をとりまとめ、経営会議(取締役会)で審議・決定する。

⑤年度経営基本方針等を決める
1)中期経営計画書を受け、社長が年度経営基本方針を決める。

⑥事業別に年度事業基本方針案等の作成
1)　⑤の年度経営基本方針を受け、各事業毎に各部門長が年度事業基本方針案を決める。
2)　年度事業基本方針案を達成するための、目標・課題・対策等を設定する。
3)　年度利益計画案の作成する。
4)　付属書類を必要に応じ作成する。

⑦年度経営計画書の決定
1)③の年度事業基本方針案等をとりまとめ、経営会議(取締役会)で審議・決定する。

※1　長期経営計画を作成する場合は、中間経営計画の前に作成される。

　各経営計画の性質としては、中期経営計画は『目標又は戦略』であり、年度経営計画は『実現又は戦術』になる。

　社長が掲げる『経営理念・企業ビジョン』を土台(目標)とし、期間毎及び各事業部やプロジェクト・課・社員等で目標・課題・対策・数値目標が策定され、達成を目指します。