コンプライアンス経営へのフロー

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コンプライアンス経営

コンプライアンス経営フロー

一般的なコンプライアンス経営実現手順

@トップの決断

 違法行為の起きる第一原因として、会社が『営利目的』であるが故に違法行為を犯してしまうケースです。会社が行き過ぎた『利益至上主義』を方針とすれば従業員は目先の利益に走り出し、そこに違法行為が生まれるのもある意味必然とも言えます。最近で例をあげても、定時運行にこだわり過ぎた『JR西日本尼崎鉄道脱線事故』、不当な保険金不払の多数発覚により二度目の業務停止命令を受けた『明治安田の保険金不払』なども、『過剰な利益至上主義』が根本にはあると思われます。
 コンプライアンスと利益追求は一見矛盾するように思えますが、『過剰な利益至上主義』により不祥事が起きた場合にはその莫大な損害賠償、更に公開企業ともなればマスコミなどに大きく取り上げられ企業イメージ・信頼性の低下による売上減など会社に与える損失は図りかねません。目先の利益獲得に従業員が走り法令違反を行ってしまっては元も子もありません。
  この様な『過剰な利益至上主義』により従業員が起こす不祥事を防ぐものは、『トップの決断』です。トップ自ら率先垂範してコンプライアンスの重要性を認識し、コンプライアンスを重視する事が会社にとって直接的・間接的に利益につながるという意識のもとに、会社の舵取りをすることが重要です。
  更にコンプライアンスを会社方針であると認識させるために、経営方針としてコンプライアンス推進を会社の最高経営意思決定機関である『取締役会』において、決議する必要があります。

Aマニュアル・規程の作成と徹底

 マニュアル作成は外部からの専門家の協力が不可欠です。また違反した場合の制裁は就業規則との関連性もあり、その他にも規程との調整が生じる場合がありますので必要に応じ規程の確認・変更を行います。

B従業員への研修実施

 どんなにすばらしいマニュアルや規程が出来ても、それを会社全体に周知徹底させなければ意味がありません。また一度発表しても人間はすぐに忘れてしまいますので、定期的に研修や勉強会を行う必要があります。
研修の種類
 【社内研修】
    ・新人研修
    ・部門研修
    ・定期、臨時研修
    ・業務マニュアル研修  など
 【社外研修】
    ・講習会
    ・各種団体の研修企画
    ・外部コンサルタント等の招聘研修  など

企業を取り巻く様々な不祥事

コンプライアンス経営.規程

コンプライアンス経営.規程コンプライアンス委員会設置会社

陥りやすい犯罪(取締役会)コンプライアンス経営.規程

 
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