株式公開(上場)準備作業

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公開準備作業体験談

 ■『及び』と『および』、『又は』と『または』は違う

 作成開始からしばらくして『Uの部』をチェックしてもらうと、「『及び』と『および』、『又は』と『または』はどちらかに揃えて下さい」と「えっ!そんな細かいの? どっちでもいいじゃん、、、せめて最初に言って。。」心の叫び

 ■恐るべし印刷会社

 公開予定時期1.2年前に印刷会社を紹介され名刺交換した時「何でこんな早くから印刷会社?たかが印刷、直前でいいじゃないの?」と心の叫び。『Uの部』作成中にわかりました資料・ノウハウ・知識すごいです。こころを入れ替え、T.Uの部作成に関する疑問は証券会社・監査法人ではなくまず印刷会社様に聞きました。

 ■度々の公開延期・組織変更に泣かされる

 公開延期・組織変更をすると大きな手間になります。それは公開延期をすると2年分記載しているものは、前々期分は削除し当期を新たに記載し直さなければなければならない可能性があり、また組織変更をすると業務フロー図セグメント別等が大幅に変わる可能性があるからです。これに私は何度も泣かされました。仕方ない、、、、ですが。

 ■保存方法は工夫が必要

 データの保存方法を決めていないとどのデータが最新か分らなくなってしまいます。一人でやっていた時は「昨日・今日のバックアップデータがどっちか分らない」って事が。分担作業でやっていた時は「人が修正したデーターに修正前を上書き」って事が。。 一人でやっている場合はまだ良いですが(自業自得なので)、複数でやっている場合の保存失敗は、夜道の一人歩きが怖いです。

株式公開(上場).失敗.経験

 ■基本は信頼関係

 私の場合、数社の公開準備会社に公開準備作業を行なう人材として途中入社したので、事業内容もよく知らず人間関係も0の状態で、株式公開準備という会社全体に係わる業務を行いますので、社員の人にお願いする(書類作成・データ収集・規程厳守等)ことも多く、『お願い事』にはとても苦労しました。
 その中で思いましたのが、人を動かすのは『信頼関係』ではないかと。
 『人に動いてもらう』ということが、どれほど大変かつくづく感じました。

株式公開(上場).失敗.経験業務フロー図

 
株式公開(上場).失敗.経験