Uの部 |
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上場申請のための報告書(Uの部)の概要上場申請のための報告書(Uの部)は、『上場申請にあたっての代表者の考え方及び上場準備の過程に関する事項・会社の概要・ビジネスプラン』の3部で構成されています。ボリュームとしては、150〜200ページ位になります。ボリュームがあり、記載内容が過去・現在の記載事項も多く申請日の1年〜2年前からの着手が可能なので、申請近くに慌てないよう『長期的作成計画』を立て作成して行く必要があります。 上場審査の中心はUの部であり、記載内容から様々な質問がされます。Uの部は証券会社とジャスダック証券取引所に渡す書類であり一般に公開されることはありませんので、Tの部のように他社の書類を参考することができません。ただし、多くの幹事経験のある証券会社の場合、内々に類似会社の一部を見せてもらえることがあります。ダメもとで主幹事証券にお願いしてみるのもよいかもしれません。 なおUの部は、マザース・ヘラクレスなどの新興市場においては作成が求められませんが、上場審査のヒアリング等においてUの部の記載内容と同等の資料を審査担当者等から求められます。例えば、マザーズへの上場ではUの部に近い個別の資料の提出を求められ、ヘラクレスへの上場では『ヘラクレス市場確認資料』としてUの部とほぼ同様な内容を記載した書面の提出が求められます。 上場申請のための報告書の記載項目例(ジャスダック証券取引所)
平成2006年5月8日施行 上場申請のための報告書も、上場申請のための有価証券報告書同様に作成では、ディスクロージャー印刷会社から『作成の手引書』をもらうことができ、この手引書は作成時にとても役に立ちますので、もし手元にない場合は印刷会社に連絡して手に入れましょう。(無料です) |
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