株式公開コンサルタント |
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株式公開コンサルタント株式公開(上場)コンサルタントは、株式公開準備において必ず契約しなければならないわけではありませんが、公開準備において様々に発生する問題を個々の会社事情に応じて、一緒に解決し株式公開に導いてくれるパートナーと言えます。株式公開は、証券会社や監査法人が主体となって質問受付や指導を行ってくれますが、中には利害関係もあり相談し難い質問も有りますし、また会社にとって『負』と思えるような場合でも専門知識が無いばかりに一方的に要求を飲まざるを得ないケースなども有り得ます。そんな時に、中立的視点から率直な意見を聞ける存在として『株式公開コンサルタント』の役割は非常に大きくなります。 株式公開コンサルタントは多くの場合、証券会社の公開引受関連経験者・監査法人・会社内での公開準備作業経験者等の前職を持つ人達が、コンサルタントとして開業しています。株式公開に関する知識やノウハウは前職での経験が基礎となっていますので、株式公開コンサルタントとは言え、様々な分野の能力や知識が求められる株式公開実務ですからその全てに精通しているわけではなく、当然得意・不得意分野があります。 上記のように株式公開コンサルタントには、得手不得手がありますので契約を結ぶ場合は、「何を解決したいのか・何を得たいのか」を明確にし、それに対応できる相手かどうかを確認してから依頼しましょう。知り合いの〇〇さんの紹介だからといってよく調べずに契約を結んでしまうと、自社が必要とする質の高いサービスを得られない可能性もあります。 とは言え、単にコンサルタント側に「〇〇はできますか?得意ですか?」と聞いても「それはできません!」「その業務は苦手なんですよね」とは、なかなか営業トークでは言わないとは思いますので、実績や評判等からの判断が必要となります。なお実績については、偽りの実績を語っているケースも多々ありますし、主幹事等に評判を聞く場合、自分達と与し易いコンサルタントを紹介することもありますので注意が必要です。 また、株式公開コンサルタント会社に得意・不得意分野があるのは仕方ないにしても、それを補う幅広い分野(法律・税務・会計・IR・公開審査上のノウハウ等)にわたるネットワークを持っているならば、より付加価値の高いサービスを得ることができますので、コンサルタントの選別の際にはネットワークのチェックも欠かせません。 参考:【株式上場実務Navi】IPO専門家が語る[コンサルタント] 参考:IPOコンサルタントの一覧[IPOコンサルタントサーチ] |
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