株式公開費用 |
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費用負担は株式公開(上場)の最大のデメリット 株式公開には多額の費用が掛かり、公開後についても様々な費用が発生します。 主な株式公開費用
この他にも人員増強(2〜5人)・備品購入・家賃料・公告費用等、更に公開延期等により公開準備期間が伸びればそれだけ負担も大きくなります。また日本版SOX法の施行に伴い、現在は更に監査法人や外部コンサルタントの費用等(2,000〜5,000万円程度)が上乗せされます。 例えば株式公開費用5,000万円、企業成長として利益を5,000万円アップする事業計画を作成し、その粗利益率(売上総利益÷売上高)が30%だとしたら、売上高を3.5億円≒(5,000+5,000)÷0.3も増加しなければならないのです。売上高をアップさせるために、広告宣伝費・営業人員等を増やすとなれば更に売上高を増加させなければなりませんので、4・5億となってきます。これは中小規模の会社には、かなりの負担となってきます。 参考:【株式上場実務Navi】IPO専門家が語る[上場コスト] 引受手数料 株式公開をした場合、引受証券会社に対し引受手数料を支払わなければなりません。 公開維持費用株式公開を実現しても、それを維持するためには多くのコストがかかります。 1)コーポレートガバナンス(企業統治) 株主総会を準備し開催し、乗り切るというのは大きなコストがかかりますし、経営陣にとっては精神面でも大きな負担になります。 2)デスクロージャー 財務・経営内容の開示を適切に行なうには、その開示書類作成に大勢のスタッフが必要であり、更に監査法人への報酬・決算書を期日までに仕上げ記者会見やアナリスト説明が必要になります。 3)コンプライアンス 公開企業が万が一不祥事を起こした場合には、信用の失墜と株価の暴落を招き経営に多大なる損失を被る結果となります。 上記の他にも上場継続には、証券取引所の上場料、株主総会運営や株主名簿管理の委託料などが必要となり、規模の小さい中堅企業でも年間5,000万円から1億円はかかるとされ、更に2008年4月以降内部統制報告制度(日本版SOX法)が義務付けられ、監査報酬や人件費の負担が更に増すことになります。 | |||||||||||||||||