株式上場デメリット

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アンケート結果(6)

上場意思決定に際し不安な(だった)点は?

□投票期間:2008年2月1日〜2008年9月30日
□投票数:33票

株式上場デメリット 株式上場デメリット

 株式上場の意思決定をする際には、とかくメリットばかりに目が行きがちになりますが、デメリットにも十分な検討を行なわなければ、上場準備を始めた後や上場後に『こんなはずでは』となってしまう可能性もあります。
 そこで、今回は株式上場における『デメリット』に焦点を当て、実際に上場されたもしくは現在上場準備中の方に伺いました。

 アンケート結果としては、1位『準備作業の増加』、2位『コスト負担増』、3位『上場後の業績』となりました。
 『業務作業の増加』と『コスト負担増』は、株式上場のデメリットとして先ず最初に挙げられる項目です。この両者はある意味表裏一体で、『業務作業が増える→今の人員では処理できない→人材や器材の投入→コスト増』となるからです。他にも監査法人報酬やIR印刷代などの外部機関に支払うコストも増大します。

 更に近年は、内部統制(J-SOX法)や四半期決算の導入により、以前にも増して企業への負担は大幅に増加している状況です。上場費用は1億円近くにも達する場合もあり[株式公開費用]、これは新興企業にとっては全ての利益がすっ飛んでしまうような金額です。
 事実2008年の新規上場企業数は、このコスト高と共に市場の低迷感もあり激減している状況です。株価は上がらず期待程の資金も得られず、コストは増加する一方では、新規公開企業も増えません。

 株式上場することで、創業者や株主には多額の資金を手にすることができますが、会社が上場コスト負担のためにおかしくなってしまっては、元も子もありませんので、上場を意思決定する際には、メリットだけでなくデメリットにも十分な検討を行い、判断を行なう必要があります。

株式上場デメリット アンケート結果(5)

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