アンケート結果(5) |
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当初予定した上場準備期間は?□投票期間:2007年9月1日〜2008年1月31日 アンケート結果としては、『1年以上1.5年未満』と『2年以上2.5年未満』が最も多くなりました。今回は『当初予定した上場準備期間は?』ということでしたので、この準備期間で必ずしも株式上場が実現できたというわけではなく、その後様々な理由で延期せざるを得ない状況となったケースも考えられます。寧ろ、当初の予定通りにはなかなか行かず、株式上場を延長するケースの方が多いかもしれません。 数年前までは、上場準備期間を2〜3年程度に考えることが多かったですが、近年は内外の様々な事情からスピード経営が求められ、上場準備期間も短縮される傾向になっていると聞いています。しかしその一方で、J-SOX法の導入・四半期開示・積極的なIR活動など新たに上場会社に求められるものも多くあり、上場準備期間に行なわなければならない作業量は増えています。 上場準備期間は短いに越した事はありませんが、あまり急ぎすぎては上場後に皺寄せが来るかもしれません。例えば、急ぐあまり上場準備作業のほとんどを外部支援機関に頼り切ってった結果、社内の人材は全く育たず、上場企業としての管理運営機能を備えていないなどです。株式上場は会社にとっては大きな転換期となり、上場準備期間は人材の育成にも大いに役立ちますし、個々人(経営陣・従業員)については意識転換の期間ともなりますので、あまり身近すぎては後々歪が出るかもしれませんので、それ相応の期間は確保が必要ではないかと思います。 |
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