上場申請.ジャスダック

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ジャスダック取引所化

ジャスダック取引所化による変化

 申請は、登録申請(ジャスダック市場)と上場申請(それ以外既存市場)とで以前は流れが異なっていました。しかし、ジャスダックが他の取引所との重複上場が可能・他新興企業向け市場であるヘラクレスやマザーズ等との競争に勝ち残るため・店頭市場には様々な制約のある等の理由から、取引所市場へと2004年12月に転換し、これにより申請の流れはほぼ同じになりました。

 ■現在(上場申請)

上場申請.ジャスダック

 申請会社は形式基準をクリア(もしくはクリア予定)後上場申請を自ら行い、証券取引所が実質審査を行い基準を満たしているならば上場承認され、証券会社は証券取引所の審査に対し申請会社の陰となり助言・アドバイスを行います。

 ■以前(登録申請)

上場申請.ジャスダック

 以前の登録申請は主幹事証券会社が主体となって実質審査を行い、これをクリアしたならば証券会社が日本証券業協会に登録申請を行い、日本証券業協会はその確認審査を行っていました。実質的に証券会社の審査が通れば、ほぼ株式公開への道は開かれている状態でした。

 また日本証券業協会はその申請に対する質問を、申請会社ではなく証券会社に対し行いますので、申請会社に直接日本証券業協会からの問い合わせはなく、私は日本証券業協会の方とは電話もメールもましてや直接話すことなどありませんでした。しかし、日本証券業協会からの質問で証券会社が答えられない問に対して、証券会社から鬼のような数のメールが「早急に返事を下さい」と題し送られてきました。(あれも辛い日々でした。)
 マザーズやヘラクレスなどの新興市場についても実際の審査の一部を証券会社に任せています。

上場申請.ジャスダック申請.上場審査の概要

 
上場申請.ジャスダック