公開価格の決定 |
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公開価格決定の流れ企業が公募により市場で株式を発行し投資家から資金を調達したり、既に発行されオーナー等が所有している株式を上場の直前に売り出す場合において、その時に付ける一株あたりの『値段』を公開価格(公募価格)といいます。公募価格の値段については、既に上場している企業であればその時の市場での株価を参考にして決めますが、新規株式公開の場合には、その企業の実力や将来性、相場の状況等を見ながら決めることになります。 公開価格はいくつかのプロセスを経て決定しますが、一般に次のような流れになります。 ■価格決定の流れ
※これらの流れはおよそ1ヶ月程かかります。 ブックビルディング方式 公開価格の決定方法には、ブックビルディング方式(需要積上方式)と入札方式の2通りがあります。
初値企業が新規株式公開(IPO)をする際に、市場で初めて付いた株価を『初値』といいます。証券取引所が売買の参考価格となる『気配値』を示しながら取引し、売買が成立した時の価格が初値となります。 例えば、公開価格が30万円の場合、買い注文の株数が売り注文の株数を上回っている場合、取引所は原則10分おきに気配値を引き上げていきます。そして気配値が50万円の時点で、買い注文と売り注文の株数が一致し、売買が成立したならば、その価格(50万円)が『初値』となります。 参考:【株式上場実務Navi】IPO専門家が語る[公募価格] |
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